REPORT
活動報告

視覚障がい者のモビリティを支える「白杖」や「点字ブロック」って?

2026.03.31

駅のホームや横断歩道、公共施設で目にする白い杖(白杖)や黄色い点字ブロック。これらは、視覚障がい者が自立して安全に移動するために欠かせない「モビリティ支援ツール」です。

しかし、「見たことはあるけれど、どんな意味があるのか知らない」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、視覚障がい者の移動を支える白杖と点字ブロックの役割・正しい使い方・私たちにできる配慮について詳しく解説します。


白杖とは?視覚障がい者の“目”となる道具

白杖(はくじょう)は、視覚障がい者が足元の状況や障害物を確認しながら、安全に移動するための杖です。

主な役割:

  • 足元の情報(段差、凹凸、障害物)を感じ取る
  • 周囲に「視覚障がいがある」ことを知らせる
  • 道に迷ったときに助けを求めやすくする

白杖は“杖”というよりも情報収集ツール。地面から得た情報を、杖を通じて手に感じることで、安全に歩行できます。


点字ブロックとは?目的別に2種類あるって知ってた?

点字ブロックには、以下の2種類があります:

  1. 誘導ブロック(線状の突起)…進行方向を示す
  2. 警告ブロック(丸い点状の突起)…段差や危険を知らせる

設置場所の例:

  • 誘導ブロック:駅の構内、公共施設の廊下、歩道など
  • 警告ブロック:駅のホーム端、横断歩道の手前、階段の前など

正しい位置に設置されてこそ、安全な誘導が可能です。


私たちにできる配慮:モビリティを妨げないために

こんな行動に注意:

  • 点字ブロックの上に自転車や荷物を置く
  • 駅のホームで白杖を使っている人の前を遮る
  • 声をかけずに突然腕を引く(驚かせてしまう)

正しい配慮:

  • 点字ブロックの上を空けておく
  • 声をかけてからサポート:「お手伝いしましょうか?」
  • 一緒に歩くときは、相手の希望に応じて肘などに手を添えてもらう

ちょっとした心配りが、大きな安心につながります。


ファミリータイズでの工夫:働く環境にも活かされるモビリティ配慮

有限会社ファミリータイズでは、視覚障がいのある利用者が安心して働けるよう、職場内でもモビリティ支援に配慮しています。

具体的な取り組み:

  • 通路の段差にテープや点字シールを設置
  • 室内のレイアウトを固定化し、動線を一定に保つ
  • 白杖を使用したままスムーズに作業できるスペース設計

「見えないこと」を前提にした環境づくりが、職場での安心感と自立を後押ししています。
(※一部の事業所において実施しております)


著名人の発信に注目:声優・田村睦心さんの社会参加メッセージ

アニメや映画の声優として知られる田村睦心さんは、点字ブロックの正しい利用や街中での配慮についてSNSで発信し、多くの共感を集めています。

「当たり前に街を歩ける社会を」というメッセージは、モビリティの自由と多様性の重要性を訴える力強い言葉です。


【まとめ】

白杖や点字ブロックは、視覚障がい者が自由に移動し、社会参加するための大切なツールです。

正しい理解と配慮を持つことで、誰もが安心して暮らせる街づくりに貢献できます。

ファミリータイズでも、こうした配慮を「職場のあたりまえ」として実践しています。ぜひ見学やご相談にお越しください。


【お問い合わせ先】

有限会社ファミリータイズ(就労継続支援A型事業所) 所在地:大阪市東成区大今里3-20-22 電話番号:06-6974-6666

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