REPORT
活動報告

多様な障がいと共に働く|「できない」ではなく「やり方を変える」支援とは

2026.04.10

「この作業、できないかもしれない…」

障がいのある方が働くときに、そんな不安を抱えることは少なくありません。しかし、私たちファミリータイズでは、「できない」を前提にするのではなく、“どうすればできるようになるか”を一緒に考える姿勢を大切にしています。

この記事では、視覚・聴覚・知的・精神など多様な障がい特性に応じた工夫と、「やり方を変える支援」の実例を通じて、誰もが安心して働ける職場づくりのヒントをご紹介します。


「できない」は障がいのせい?それともやり方の問題?

多くの場面で「できない」と思われがちな行動も、環境や手順、ツールを見直すだけで「できる」に変わることがあります。

例えば:

  • 視覚障がい者→ 文字を読めない → 音声読み上げソフトで対応
  • 聴覚障がい者→ 会話が聞こえない → 筆談やチャットで対応
  • 知的障がい者→ 手順が覚えにくい → マニュアルを視覚化
  • 精神障がい者→ 体調の波がある → 業務量を柔軟に調整

「できない」ではなく、「どうすればできるか」を考える姿勢が重要です。

「できない」ではなく、「どうすればできるか」を考える姿勢が重要です。


ファミリータイズの実例:多様性を力に変える支援現場

有限会社ファミリータイズでは、利用者の特性に応じてさまざまな業務が用意されています。

職種別の支援工夫:

  • 鍼灸・マッサージ:触覚や技術の習得に集中しやすい静かな環境
  • WEBデザイン:色覚の違いに配慮しながら、UI設計でチーム支援
  • トリミング:音やにおいの刺激を軽減する工夫
  • 美容:手順書を写真付きで用意、視覚的理解を助ける
  • パーソナルジム:個別対応による無理のない運動指導

職員と利用者が共に工夫を重ねながら働く現場があります。


“障がい”を“個性”に変える職場文化

ファミリータイズでは、「障がいを個性として捉える」文化を根付かせています。

  • 見えにくい“だけ”のスタッフ
  • 音が聞こえにくい“だけ”のスタッフ
  • 説明が何度も必要“なだけ”のスタッフ

こうした見方が、共助の関係を築き、「教える側」「助ける側」が日々交代するフラットな職場づくりにつながっています。


著名人の言葉に学ぶ:Creepy Nuts・R-指定さんの多様性観

ラッパーであるR-指定(Creepy Nuts)さんは、自身のインタビューで「みんなちょっとずつズレてるから社会は面白い」と語っています。

その視点は、完璧を求めるのではなく、「違い」を認めて活かす社会の在り方を示しています。

福祉現場でもこの視点を持つことは、大きな力になります。


「やり方を変える」支援で広がる未来

できない理由を探すより、できる方法を一緒に探すこと。

  • ツールを変える
  • 教え方を変える
  • 環境を変える
  • 時間の使い方を変える

支援とは、“できる”をつくること。その積み重ねが、働く喜びと自立につながります。

ファミリータイズでは、「一緒に考える」姿勢を大切に、これからも柔軟な支援を続けていきます。


【まとめ】

「多様な障がい」と共に働くとは、“違い”を活かして協力すること。

私たちは「できない」と決めつけるのではなく、「やり方を変えれば、きっとできる」を信じる職場づくりをしています。

見学や相談も随時受付中。ぜひ、あなたの「やってみたい」をお聞かせください。


【お問い合わせ先】

有限会社ファミリータイズ(就労継続支援A型事業所)
所在地:大阪市東成区大今里3-20-22
電話番号:06-6974-6666

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