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活動報告
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白杖・点字ブロックの3種類と、見かけたときの4つの配慮
投稿日:2026.03.31 最終更新日:2026.10.07

白杖の色は、白だけではありません。
道路交通法施行令は、目が見えない人などが道路で携えるつえを「白色又は黄色のつえ」と定めています。
駅や交差点で見かける白杖と点字ブロックには、どちらにも決まった意味があります。
この記事では、白杖の役割、点字ブロックの3種類、声のかけ方、白杖を手に入れる方法を順にまとめます。
白杖の3つの役割とは?路面を知り、周りに伝える
白杖は、体を支える杖というより、情報を集めて周りに伝える道具に近いものです。
高松市は、白杖の役割を3つ挙げています。
1つ目は、視覚に障がいがあることを周りに知らせるシンボルです。2つ目は、杖先の触覚で路面の情報を集めること、3つ目は障害物にぶつかるのを防ぐことです。
法律も、この役割を前提にしています。
道路交通法第14条は、目が見えない人(これに準ずる人を含む)が道路を通るときは、政令で定めるつえを携えるか、盲導犬を連れていなければならないとしています。
さらに第71条は、こうしたつえを携えた人や盲導犬を連れた人が通っているとき、運転者に一時停止か徐行を義務づけています。
なお、白杖を使うのは全盲の人だけではありません。高松市は、「見えにくい」人も使うと説明しています。
Q1
点字ブロックの「線」と「点」は、何がちがう?

点字ブロックは、突起の形によって意味が違います。
線は進む方向を、点は止まって確かめる場所を伝えています。
正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」です。埼玉県の説明によると、種類は次の3つです。
- ・線状ブロック(誘導ブロック):移動の方向を示す
- ・点状ブロック(警告ブロック):危険な場所や目的地を示す
- ・内方線付き点状ブロック:駅のホームで、線路側とホーム側を区別する
点字ブロックは日本で生まれました。1965年に三宅精一氏が考案し、1967年3月18日に岡山県立岡山盲学校近くの交差点付近に、世界で初めて敷かれています。
この日にちなんで、3月18日は「点字ブロックの日」とされています。
色が原則として黄色なのにも、理由があります。周りの床との明るさの差によって、視力が低い人にも見分けやすくするためです。
見えにくい人は、突起を足の裏や白杖で確かめながら進みます。
そのため、ブロックの上や周りに物があると大変危険です。
では、白杖の人を実際に見かけたら、何をすればよいのでしょうか。
Q2
白杖の人を見かけたら、どう声をかければいい?

まずは正面から声をかけて、困っていることを聞きましょう。
どう手伝うかは、相手の答えに合わせて決めます。
高松市が勧める手順は、次の4つです。
- 1正面から「お手伝いしましょうか?」「どうなさいましたか」と声をかける
- 2困りごとを聞く
- 3肩や肘に手をかけてもらう
- 4半歩前をゆっくり歩く
白杖を頭の上50cmほどに掲げている人を見かけたら、それは「白杖SOSシグナル」です。助けを求める合図で、福岡県盲人協会が提唱し、全国に広げようという運動が続いています。
ただし、シグナルが無くても、危険がありそうなら手助けすることとされています。
気をつけたい行動と、そのかわりにしたい配慮を並べると、次のとおりです。
次に駅で白杖の人を見かけて迷ったら、まず正面からひと声かけてみてください。
点字ブロックの考え方は、屋内の職場でも使える

点字ブロックの「物を置かない」「分かりやすく示す」という考え方は、屋内の職場で歩く道すじ(動線)をつくるときにも使えます。
ファミリータイズでは、幅広い障がいの方が一緒に働いています。なかでも視覚障がいのある方が、利用者の半分以上です。
そこで、点字ブロックの上や周りに物を置かないのと同じ考え方で、事業所の床に物を置かないことを大前提にしています。
一部の事業所では、さらに次のような工夫もしています。
- ・建物のつくりの関係で暗くなりやすい場所に、ライトを足す
- ・扉が開け閉めされると鳴る鈴を付ける
- ・通路の段差にテープや点字シールを付ける
- ・室内のレイアウトを固定して、動線を一定に保つ
- ・白杖を使ったままスムーズに作業できるスペースを設ける
ライトや段差のテープは、日本眼科医会が見えにくさへの工夫として挙げている「照明を明るくする」「階段の縁に黄色のテープを貼る」に沿ったものです。
職場の環境について知りたい方は、本社(大阪市東成区大今里3-20-22)、電話06-6974-6666までお問い合わせください。
Q3
白杖はどこで手に入る?費用や外出の支えはある?

白杖は、自分で買うほかに、補装具費の支給を使って手に入れる方法があります。
外出するときは、同行援護というサービスも使えます。
補装具費の支給は、体の働きを補う用具を買ったり修理したりする費用を支給する制度です。
大阪市の場合、白杖(視覚障がい者安全つえ)はこの支給の対象です。身体障がい者手帳を持つ人などが対象で、各区の保健福祉センターで申請します。利用者負担は原則1割で、所得に応じて月額の上限があります。
気をつけたいこと
申請の流れや負担の上限は自治体によって違うため、お住まいの市区町村で確かめてください。
同行援護は、視覚障がいのため移動がとても難しい人の外出に付き添う障害福祉サービスです。移動に必要な情報を伝えたり、移動を手助けしたりします。
利用するのに、障害支援区分の認定は要りません。
ご家族が見えにくくなってきた場合も、白杖は全盲になってから持つ道具とは限りません。
迷ったときは、区の窓口や、福祉サービスの利用計画を一緒に考える相談支援専門員に相談してください。
まずは区の窓口に電話して、白杖の補装具費について聞いてみるところから始められます。
まとめ|白杖と点字ブロックを知ると、声のかけ方が変わる
白杖は、路面の情報を集めながら、見えにくい人が通っていることを周りに伝える道具です。
点字ブロックは、線で進む方向を、点で止まって確かめる場所を示しています。
白杖の人を見かけたら、正面からひと声かけて、困りごとを聞くことから始めましょう。点字ブロックの上や周りに物を置かないことも、大切な配慮です。
白杖は、補装具費の支給を使って手に入れることもできます。意味を知っておけば、駅や道で迷わず声をかけられるようになります。
今日の持ち帰り
白杖は、路面の情報を集めながら、見えにくい人が通っていることを周りに伝える道具
白杖の人を見かけたら、正面からひと声かけて、困りごとを聞く
点字ブロックの上や周りに物を置かない
参考
道路交通法 第14条(e-Gov法令検索・デジタル庁)(外部リンク)
道路交通法施行令 第8条(e-Gov法令検索・デジタル庁)(外部リンク)
道路交通法 第71条(e-Gov法令検索・デジタル庁)(外部リンク)
白杖について(高松市)(外部リンク)
参考資料 障害者に関するマークについて|平成28年版障害者白書(内閣府)(外部リンク)
白杖と白杖SOSシグナルについてご存じですか?(境港市)(外部リンク)
点字ブロックは岡山で生まれました!(岡山県 障害福祉課)(外部リンク)
点字ブロック豆知識(社会福祉法人岡山県視覚障害者協会)(外部リンク)
点字ブロックは視覚障害者の命綱です(埼玉県)(外部リンク)
中高年からのロービジョンケア(公益社団法人日本眼科医会)(外部リンク)
補装具の購入・借受け・修理にかかる費用の支給(大阪市)(外部リンク)
障害福祉サービスの内容(厚生労働省)(外部リンク)
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